SBIグローバルアセットマネジメント(4765) の考察

売上自体は好調に上昇しており、経常利益も好調に推移しているので、今後の成長が楽しみですね。

　当社は、投資家の皆さまに「中立・客観的立場から豊富で偏りのない投資情報を提供し、投資家の皆さまの資産形成に資する」ことを目的に、現在のＳＢＩホールディングス株式会社とモーニングスタ ー・インクとの合弁企業として、1998年3月27日に設立されました。

　皆さまの多大なるご支援のもと、本年の3月27日に創業25周 年を迎えます。創業後わずか2年3カ月でナスダックジャパン市場（現：東京証券取引所）に上場し、その後、投資情報を中心とした「ファイナンシャル・サービス事業」と、資産運用を行う「アセッ トマネジメント事業」の2つの事業を推進し、お陰様で、今期末で14期連続の増益および増配を達成する予定です。

　当社の上場市場につきましても、2020年10月に東証1部への市場変更、そして2022年4月に東証プライム市場に上場を果たすことが出来ました。

　現在の当社事業は、連結全体に占めるアセットマネジメント事業の売上および利益の比率が約75％までに成長しております。今後の 当社を取り巻く事業環境は、「資産所得倍増プラン」のもと、 2024年1月から施行される新しいＮＩＳＡにより、「貯蓄から投資」「貯蓄から資産形成」が本格的に動きだすものと想定しており、この機にアセットマネジメント事業を大きく拡大していくこと を考えております。一方、モーニングスター・インクは、「モーニングスター」のブランド力を活 かし、グローバルかつ独立したレーティング、データ、ソフトウェア等に関連したサービスを日本 市場で展開していく意向があり、両社で協議を行った結果、当社と米国モーニングスター・インク とのライセンス契約を終了し、「モーニングスター」ブランドを返還することで合意いたしました。

　当社は創業来、日本における「モーニングスター」ブランドの価値向上に努め、投資家並びに金融機関やメディア等、多くの皆さまに知られることとなり、モーニングスター・インクは、当社によ る日本での「モーニングスター」ブランドの価値向上を高く評価し、ブランド返還の対価は80億円 となりました。受領する80億円につきましては、国内外のアセットマネジメント会社の買収を含め 有効に活用するとともに、株主の皆さまへの株主還元の更なる向上を検討していきたいと思いま す。この度のライセンスの返還は、あくまでも「モーニングスター」ブランドの返還であり、2023 年3月30日以降のファイナンシャル・サービス事業は、「ウエルスアドバイザー」のブランドで、 引き続き現行の商品およびサービスの提供を行ってまいります。

　株主の皆様には、今後とも一層のご支援を賜りますよう心よりお願い申しあげます。

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